「道徳の時間」学習指導案

指導者  中 野 正 敏
平 田 洋 一

1 学年・学級 

  3年C
        男子:16名
        女子:14名
          計30名

2 主題名

  「礼儀の意義」2−(1)

3 単元について

 単元観

 日本人独特の挨拶の一つ「いただきます。」を,山中で1人の食事の時でも自然に言えたり,そば屋で向かいに座った店員さんが大きな声で言ったり,ある外国青年が帰国後の食事の前には言うようにすることを通して,礼儀の意義を理解し,時と場に応じた適切な言動がとれるような態度を養う。

○ 生徒観

 クラス替えから約2週間が経過し,最高学年としての自覚も芽生え,係活動も積極的に担当するなど新しい環境に徐々に慣れてきている。友達関係等気分一新した前向きなスタートである。昨年度当初は始業ベルが鳴っても廊下に数名の生徒がいたり,授業中の立ち歩く生徒がいたりと課題のある学年であった。対応として,朝読書の導入・担当学年教諭の輪番によるベル着の指導等により,他律ではあったが静かに・穏やかに1日のスタートをきり,授業規律もほほ確立できるようになってきた。
 本教材により,時・場所・状況に応じた適切な言動を考えさせ,自律への契機としたい。

指導観

 本校は,昨年度から生徒会を中心に朝の挨拶運動を継続しているので,その関連も踏まえ,さらに礼儀の大切さの理解を深め・体感し・能動的に,諸活動等において形として外にでる習慣の一翼となる授業を目指したい。比較的静かな反応が予測されるクラスであり,お互いを信じて自由に考え・意見交流できる班の形や机の配置,意思表示等が比較的容易にできるようなカードを導入する。

4 単元の目標

(1)礼儀の根底に流れる意義が理解できたか。

(2)時・場所・状況に応じた適切な言動をとろうとする態度ができたか。

5 本時の展開