創立30周年を記念し,平成13年度の平成14年1月20日に,児童が作った壁画 「人間ばんざい」の完成式がありました。 壁画作りは,学校やPTAが「記念に残るものを,子どもたちの手で作ろう」と企画し,この地区出身の画家 久保俊寛画伯に指導いただきました。 久保画伯の提案で「『希望』など月並みのテーマではなく,人間くささが出るものにしよう」ということになりました。 学年ごとに「喜び」「怒り」「哀しみ」「楽しみ」「生」「平和」をテーマに,縦2m,横4mのアルミ板に友達と遊ぶ姿などを六枚,描きました。 児童一人一人がイメージするものを画用紙に描き,久保画伯と担任教諭らが学年ごとに10〜15枚を選んで組み合わせ,デザインしました。 「怒り」では,祭りの鬼,「生」では,元気にスポーツをする自分たちの姿など,ユニークな発想で表現された。 児童たちは交代で三回にわたってアルミ板に白い絵の具で下塗りし,そして,下描きした後,学年ごとに決めた基調の色で色づけしました。 式で,校庭を見下ろす壁に飾った壁画が一枚一枚除幕されると,保護者や地域の人たちから,大きな拍手が起こりました。 児童代表が「冷たい心に怒りを持って立ち向かいたい」「地球の未来や平和は私たちが守り,伝えていきたい」と,絵に込めた思いを発表しました。 |
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(平成13年12月19日,平成14年 1月22日付 「中国新聞」より) | ||||||||||||||
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